「蓮始開」(はすはじめてひらく) 小暑の次候で、7月12日~7月16日頃です。
蓮の花が咲き始める頃のことです。蓮の花は夜中にひっそりと咲き始め、完全に開くのは明け方になり昼過ぎには閉じてしまうんだそう。 そして4日目には再び閉じることなく散ってしまうようです。
花が咲く時には「ポンッ!」と鳴るそうですよ。赤ちゃんの産声の「オギャ~」のような感じではなく、静かに静かにです… お釈迦様の台座の花も蓮の花ですね。 蓮の花は泥水が汚いほど大輪の花を咲かせます。
泥水は、人間界でいえば悲しいこと、大変なことです。 大輪の花を咲かせるためには、ものすごく汚い泥水が必要です。 蓮は泥の中に根を張りながら、泥にまみれることなく、美しい花を咲かせます。
蓮の花の美しさは、「泥より出て、泥に染まらず」、そんなところからお釈迦様の花に選ばれたのでしょうか? 命名の話に戻りますね。 呼び名のお話ですが、 発音による呼び名の意味は重要です。
呼び名による音の影響が心身に影響を与えると言われます。 音にはそれぞれ波長があり、脳での受け方が違ってくるようです。 鋭い音の刺激の場合は、攻撃的・積極的・気性が激しいなど、やわらかい音の刺激だと温和で保守的となるなどです。なんとなくイメージできますよね。
それに、日本は古来から言葉には言霊(ことだま)と呼ばれる不思議な力が宿っていると信じられて来て、声に発した言葉が、「良いことを言うと良いこと」「悪いことを言うと悪いこと」が起こるとされて来ました。
それだけ言葉は大切に扱われてきました。 大まかに母音のイメージは、
ア おおらかな感じで、前へ進むような積極的な感じ。
イ 広がりはあまり感じないが鋭さがある。
ウ 唸り声のような陰気だが、内にこもった力強さ。
エ 横に切り開いていく感じ。
オ どっしりとした重みあるの強さを感じる。 これらの母音の詳しいことは又、書いて行きます。