霞始靆(かすみはじめてたなびく)

霞始靆(かすみはじめてたなびく)2月24~28日頃です。

春霞がたなびき始める頃。春の霞んだ月を「朧月」(おぼろづき)と呼びます。

朧月は霧やもやなどに包まれて、柔らかくかすんで、ほのかに見える月のことです。空全体が霞んで見える日です。

朧月と言えば、思い出すのは源氏物語の「朧月夜」です。

朧月は、情熱的な人でしたね。最終的には生霊となって光源氏を苦しめましたがね…

光源氏が、春の宴に朧月夜に詠んだ歌として、

「深き夜のあはれを知るも入る月の、おぼろけならぬ契りとぞ思う」

「あなたが深い月夜の情趣に惹かれるのも、私と違う前世からの並々ならぬ宿縁なのでしょう」

なかなか、情緒あふれる歌ですね。

春の宴を催すには、まだまだ肌寒いですが、日中はまずまず、少し春を感じることもあるのでしょうか?

よく、年配の方が言われは、「お水取りが終わらなくては暖かくはならないヨ!」の言葉です。お水取りとは、奈良県にある東大寺二月堂で毎年行われる行の一つです。3月1日から14日まで本行が行われ、終わるころには冬が明けていることから、春を告げる行事ともいわれているようです。

まぁ、それまでは、冬の寒さが続くということでしょう。

でも、もうそこまで春は近づいています!

命名では、「佑」と「祐」の漢字の意味の違いを解説しています。「ゆう」と言う、読みの響きも優しい感じで、人気の漢字となっています。両方とも、縁起の良い漢字です。気になる方は、はサイト確認して下さい。


2018年02月24日