紅花栄(べにばなさかう)

  紅花栄(べにばなさかう)5月26日~30日頃です。

紅花の花が咲きほこる頃です。紅花は染料や口紅に使われて珍重されていたようです。 今は紅花油の方がピンとくるでしょうか? 咲き始めは黄色で、成長すると徐々に赤色がに変化していきます。

紅花は、茎の末端のほうに咲く花を摘み取ります。別名「末摘花 (すえつむはな)」とも呼ばれます。 源氏物語に「末摘花」の章がありましたね。こちらは、源氏のお手がついた姫君なのに、あまりにも醜くい上に鼻の先が赤いからと源氏が付けたあだ名です。

紅花から作られる口紅は高価なもので、ごく一部の裕福な人々しか使用できないものでした。紅花は、日本には飛鳥時代にシルクロードを通って伝わったようです。